やっぱクラハイの魅力は正面突破だよね。
「あんな状況だったらあれがぎりぎりでしょうが!!」って。佐山堪らん。
堤さんの味がまた、さぁ。リアルに拍車をかけて。何とも言えないっていうか、言葉にならない。
あの役者さんたちの目と、声と、空気と、それがまた原田作品の独特の雰囲気とかカメラワークと合ってて。
映画作品としては勿論、事故を伝えるものとしても最高の迫力だよ。
佐山の現場雑感は本当、泣くよね。
あれは横山先生の見たそのものなんだよね。本物の現場雑感なんだよね。
書けなかったものを佐山に託して新聞じゃくても、世に出したんですよ。
凄いなぁ。命がけで取ってきたあの記事は心があるよね。報われなかったのが悔しい。
あぁ、もう。佐山好きだー!悠さんも好きだけど、むしろ悠さん敬愛してる佐山が好き。
佐山の為に叫びまくって土下座する悠さんがどうしようもなくかっこいい。
でもその後の、遺族の顔見て本気になる悠さんはもっとかっこいい。
こっからが「クライマーズ・ハイ」だよなー。
こう、むかっ腹立って殴り倒したくなるキャラクターがいるから悠さんや佐山のかっこよさが浮き立つんだよなぁ。
馬鹿だよね、こいつら。もうどんだけ純朴なんだっていう。
何度も見たけど、何度見ても感動する。
まだ見たことないって人には是非見て欲しい映画。と言うか、知って欲しい。
「520人は、群馬で死んだんです!」ってことを。