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21 . April
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28 . June

そんな京極ルール。

えぇ、まぁお察しの通り。
後巷説に手を出しました・・・。
いや、何か今、巷説萌が来てるしこの勢いでないと読めないって思ったんだ。
とりあえず、赤えいの魚だけ読みました。

一白翁の描写で既に泣きそうです。(早い

百物語は出さなかったんですね。
又市さんは待ってただろうになぁ。先生の百物語が出るの。
むしろ、だからこそ出来なかったんですかね。うわ、泣きそう・・・。

それはそうと赤えいの魚。この話。
 超 怖 い !
真夏の夜のお供にどうぞ。個人的にこれまで読んだ京極作品で一番怖い。
僕は徳次郎さんは結構軽いイメージがあるので、あの徳さんがこんな所で?!と思ってしまった。
これがまた、京極先生巧いから・・・ねぇ?


以下、思ったより長かったのでたたんどきます。


あのね、又市さんにはもっと驚いて欲しかった。
だって、そうそう渡れない島に百介先生がいるんですよ。しかも今まさに死のうとまでしてた百介先生が。
あんなあっさり邂逅・・・できないよ!
心身ともにぼろぼろですよ。先生はここで又市さんに泣きついても良い所。いや、冗談抜きで。
あの状況で例え小股潜りとはいえ、信頼しきってる知り合いが表れたら泣きつくでしょう。
語りのシーンなのであっさりしてるけど。
ただ、「人情で動かない」ってのは違うと思うんですよ。「先生の為なら例え火の中水の中~」の又市さんです。
先生かかってたら人情どころの騒ぎじゃなく動くと思うんだ。

この人はね、やっぱり知ってたと思うんですよ。
「依頼で来た」とは言っても小股潜りがその程度の情報持ってないわけがない。
少なくとも港についた頃には知ってたでしょう。まぁ、そうじゃないともっと驚くわな。
漁師にでも訊いて廻れば分かる事だし

又「そういやぁよう。島の事聞いてくる物書きの先生なんかいなかったかい?」
漁「いましたね。ひと月ぐらい前・・・そういえばあれから見てないな」
又・徳「・・・」
又「オイ、いくぞ徳次郎」
徳「いやいやいや、行くって?!どこに?」
又「決まってんだろう!島に行くんだよ!」
徳「落ち着いて又さん!まだ渡れないから!!漂着物になるから!」

こうですね。
で、イライラしながら満月の夜待つわけだ。うわぁ、徳さんかわいそう・・・。
これが回想の中の話だと思うと泣ける。「今は亡き者どもの話」なんですよ!うわぁーん!!


巷説萌が来るって事は泣きたいって事なのかもしれないと思った。
・・・もう歳かな。
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